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ご挨拶
これからの新しい時代に必要なものは、自分の優れた特技を活かして社会に貢献することはいうまでもなく、
それにまつわる周辺の常識をできるだけ広く知り、事を成すことであります。
いまや科学の進歩により、ミュージシャンも、作曲・コンピュータープログラム・演奏・録音技術に至るまで、あらゆるジャンルを一人で成し遂げ、
作品を作ることが可能になりました。この制作法は、現在世界的な流れになりつつあります。したがって
その作品の権利は著作権のみならず、全体を制作した事による原盤権そのものもが作者の権利になり、メディア界では認められます。
従って本メソッドでは、従来の作曲の域を超え、音響、サラウンドによる音場表現までを最終目的とし、芸術と工学、
更に法学までに及ぶ研究を院生とともに考え、1952年以来、私が半世紀余もの間に、音楽界やメディア界で
経験してきたことを基調にし、若い彼等にアドバイスをしていきたいと思います。
冨田勲 |